3.在宅への移行決定からの流れ
1
意思決定の確認
□
両親
□
祖父母 ( □ 母方 □ 父方 )
□
兄弟
2
居住環境の確認
□
部屋 介護ベッドか小児用ベッドか、柵の有無、電動か
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電源 契約アンペア、3Pコンセント
□
玄関 駐車場から玄関、部屋まで、階段は、
□
入浴 部屋との位置関係、広さ
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車 障害者用購入の有無
□
非常用電源
□
3
疾患の理解の確認
□
出生時あるいは発症時の病状
□
現在の病状
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将来的な問題点
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4
医療的ケアの確認
□
気管内吸引
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経管栄養
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胃瘻からの栄養
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口腔内吸引
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導尿
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浣腸
□
褥瘡
□
5
一般的なケアの確認
□
入浴
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清拭
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口腔内ケア
□
体位交換
□
6
福祉制度の確認
□
身体障害者手帳
□
療育手帳
□
特別児童扶養手当
□
7
外来通院
□
必須の検査
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望ましいと思われる検査
□
疾患毎に必要度が異なる検査
□
8
往診医との連携
□
往診医師の決定
□
退院時カンファランス
□
管理料算定と物品支給割合
□
9
訪問看護ステーションとの連携
10 □ 岐阜県の訪問看護ステーション情報
□ 訪問看護ステーションの決定
11
レスパイト
□ 受け入れ先への登録
□
12
その他
在宅医療は病院で行われているケアを自宅で家族が継続することになります。
病院では交代制勤務により継続することはごく普通にできますが、在宅ではほぼ家族だけで継続することになり、その負担は時間の経過とともに大きなものになる可能性があります。
従って、家族の中でよく相談され、家事の分担、兄弟のこと、家族自身の生活も含めて十分にみんなが納得していただいて初めて可能になります。特に母親への負担が大きくなることが多いですが、ひとりで抱え込まないように、周囲のサポートそしてレスパイトなど社会的なサポートも理解して在宅での看護を検討してください。
2 在宅への移行準備
在宅への移行期間はおおよそ3ヶ月程度を考えています。
3ヶ月前
□ 病状の理解
□ 家族への説明
□ 家族の意思確認
□ 環境の確認
□ 福祉手続き等
2ヶ月前
□ 医療的ケアの理解
□ 医療的ケアの習得
□ 往診医の決定
□ 訪問看護ステーションの決定
1ヶ月前
□ 医療的ケアの習得
□ 退院前カンファランス
□ 一般病棟での付き添い
□ 試験外泊
□ 退院